「ガンダムコンクエスト情報収集所」管理人が振り返る、ガンコンの思い出
「ガンダムコンクエスト情報収集所」管理人が振り返る、ガンコンの思い出

突然ですが、「ガンダムコンクエスト」ってゲーム、覚えてますか?
通称「ガンコン」。
2013年12月にスマホアプリとしてサービスが始まって、2018年10月29日にひっそりと(いや、わりと盛大に惜しまれつつ)サービス終了したゲームです。
約4年10か月。長いようで短い、でも自分にとっては人生のけっこうな時間を注ぎ込んだゲームでした。
サービス終了からもうだいぶ経ちますが、いまだに時々思い出すんですよね。
通勤電車でスマホを握りしめてアラートを確認してた日々とか、深夜に同盟チャットで「〇〇基地落とされた!」「救援おねしゃす!」「△△さんが燃やされた!やり返すぞ!」みたいに騒いでたこととか。
今回は完全に自分語りです。
懐古おじさんの戯言だと思って、お茶でも飲みながら読んでもらえたら嬉しいです。
■そもそもガンダムコンクエストってどんなゲーム?

知らない人のために簡単に説明すると、ガンコンはバンダイナムコが配信していて、開発・運営はセガネットワークス(のちのセガゲームス)が担当していたオンラインのウォー・シミュレーションゲームです。
ベースになっているのはセガの「Kingdom Conquest」シリーズのシステムで、そこにガンダムの世界観をガッツリ融合させた、いわばコラボ作品でした。
で、このゲームが何がすごかったかって、ひとつのアプリの中に大きく3つのゲームが詰め込まれてたんですよ。
ひとつめは「内政」。
自分専用のコロニーを持って、生産設備や施設を建てて資源を貯めて発展させていく、いわゆる街づくりパート。
地味なんだけど、少しずつながら強くなっていけるその地味さと地道さがよかった。
ガンコン重症者になると施設のレベル上げのタイマーを見ながら「あと3時間で終わるから寝る前にもう一回開こう」みたいな生活になります。
ふたつめは「アクション」。
自分でモビルスーツを動かして戦う3Dアクションパートで、最大4人で協力プレイができました。
正直、おまけ程度だろうと思って舐めてたんですが、これが普通に面白い。
コンボがきれいに決まった時の気持ちよさは、下手なアクションメインのガンダムゲームより上だったと思います。
一部では「ガンコンのおまけコンテンツでしかないアクションが、他のガンダムソシャゲより面白い」なんて言われてたとか何とか(笑)
そしてみっつめ、これがガンコンの本丸である「戦争」。
ブルー(地球連邦軍など)、グリーン(ジオン公国など)、アクア(地球連合軍など)、パープル(ザフト、ソレスタルビーイングなど)の4勢力に分かれて、エリアの支配権をかけて戦います。
しかも最大800人が同時に戦うという、スマホゲームとしてはかなり狂ったスケール感。
機体カードとパイロットカードを組み合わせて部隊を編成し、戦域マップ上の拠点や基地を攻めたり守ったりするんです。
つまり「街づくり」「アクション」「大規模戦略シミュレーション」を全部まとめて遊べる、めちゃくちゃ欲張りなゲームだったわけですね。
その分、ルールも複雑で覚えることが山ほどあって、初心者にはとにかく敷居が高かった。
当時プレイヤーの年齢層も高めで、ファーストガンダムをリアルタイムで見てた30〜40代のおじさん達がメインだったと言われています。
小学生にはこのゲームできねぇ。
うん、分かる。戦域にいるの、だいたいおっさんだったもん。
女性っぽい振舞してる人も素性を知るとだいたいネカマのおっさんだった(笑)
■とにかくガンダムが好きだった

自分の話をすると、もう物心ついた頃からのガンダム好きです。
兄の影響でかなり早い段階でガンダムを知り、アニメは宇宙世紀からアナザーまでコンプリート。
ガンプラもめっちゃ作りました。
兄貴がパテとプラ板からZZやらデンドロビウムやら自作してしまうほどのガチモデラーだったので、
その影響で自分もそこそこ手の込んだものを作ってました。
ガンダムゲームは目についたものに手をつける程度でしたが、ガンコンは格別でしたね。
なにが良かったって、自分の好きな機体とパイロットで部隊を組めるところ。
もちろん性能とスキルがモノをいう戦場なので自由自在にというわけにはいきませんでしたが。。。
ガシャでSRの推し機体が出た時の脳汁たるや。
逆に、欲しい機体が出なくてガシャ画面の前で真顔になった回数も数えきれませんが。
あと、勢力ごとにちょっとずつ機体が追加されていく感じも、ガンダムファンとしては嬉しかったんですよね。
シーズンが進むごとに「次はあの作品の機体来るんじゃね?」って予想するのも楽しみのひとつでした。
■同盟システムが最高に楽しかった
ガンコンを語る上で絶対に外せないのが「同盟」です。
戦争パートは基本的に同盟単位で動くことになるんですが、これが本当に楽しかった。
同盟チャットでは「〇時の回いきまーす」なんかのメッセージで都合を合わせて、タイミングを合わせて敵基地や拠点を制圧していったり。
守る時は守る時で、貧弱な私の基地にアラートが鳴ったら誰かがめちゃ強い部隊で援軍入れてくれて、相手に対してしてやったりの思いをさせられたりとか。
1つの基地に同盟員みんなでアラートを付けまくる、通称「バスターコール」なんて文化もありましたね。
四方八方から敵基地にアラートの矢印が飛んで、もうゲーム画面がどうなっているのやら見えねぇ!みたいなのが楽しかった。
あれに参加してる時の、みんなでひとつの目標に向かってる感じ、たまらなかったなぁ。
ここからは多少思い出補正も入りますが、自分が所属してた同盟にはいろんな人がいました。
めちゃくちゃ課金してるけど、無課金者や初心者にもすごく優しい指導してくれる人。
基本無言だけど必殺仕事人的に着々と敵を抹殺していく人。
「やっと嫁と子供が寝ました」と深夜だけ姿を見せる人。
明らかにいま仕事中にログインしてますよねって感じの私生活が心配になる人。
顔も本名も知らないのに、あの頃は毎日のように話してたんですよね。
シーズンの終わりに同盟ランキングの結果が出て、みんなで「おつかれー!」って言い合う瞬間。
あれは本当に良い思い出です。
正直、ゲームシステムそのものよりも、同盟の人たちと一緒に遊んでたことが一番楽しかったのかもしれません。
■「ガンダムコンクエスト情報収集所」を作った話

で、ここからがちょっと個人的な話。
ガンコンにどっぷりハマっていた当時、自分は「ガンダムコンクエスト情報収集所」というサイトを運営していました。
きっかけは単純で、ガンコンってとにかく情報が必要なゲームなんですよ。
機体のスキルの仕様、部隊編成の考え方、NPC用の回避盾の作り方、遠征のコツ、闘技場の立ち回り、などなど。
公式の説明だけじゃ分からないことが山ほどあって、みんな個人ブログや掲示板で情報を探し回ってました。
Lobiなんていうゲーム専用掲示板サイトもあったなぁ。
実際、ガンコンって攻略ブログを書いてるプレイヤーがめちゃくちゃ多かったんです。
無課金で頑張ってる人のブログ、本当にガンダム好きなんだなぁという情熱が見えるブログ、研究者かというぐらいにスキルの数値計算をしてるブログ、ほぼ愚痴と文句じゃねぇかというブログまで、本当に多種多様。
どれも愛があって面白かった。
でも、それぞれの記事を追いかけるのが大変だったんですよね。
ブックマークがどんどん増えていくし、更新されてるかどうかいちいち見に行かないと分からない。
「だったら新着記事をまとめて一覧で見られる場所を作ればいいじゃん」と思って作ったのが、ガンダムコンクエスト情報収集所でした。
ガンコンブロガーさんたちの記事を新しい順にリスト表示する仕組みを作って、あとは自分でもささやかながら攻略記事や検証記事を書いたりしてました。
アクティブスキルの発動率がどう変わるかの検証とか、百人組手の編成考察とか、運営さんへの要望をまとめた記事とか。
(運営さんへの要望は、そのうちの結構な数がその後本当に実装されたりしたので、多分運営さんの目に触れていたんじゃないかと思います、ありがとうございます!)
今読み返すと我ながら熱量がすごい。
というか、仕事より真剣に書いてたんじゃないかってレベルです。
そしてこのガンダムコンクエスト情報収集所こそが、いま運営している「攻略ブログまとめマグナム」の前身なワケで。
ガンコンがサービス終了して、情報収集所としての役目は終わってしまったんですが、「個人でゲームの情報を発信してる人たちを応援したい」「いろんなブロガーさんや配信者さんの新着をまとめて見られる場所を作りたい」という思いだけは残りました。
それで対象ゲームを広げて、ブログだけじゃなくYouTubeなども含めて作り直したのが今のまとめマグナムです。
だからまとめマグナムの中には、今でもガンコンのページがひっそり残ってます。
サービス終了って表示はしてますが、当時の登録ブログ一覧とか、自分が書いた記事とか、消す気にはなれないんですよね。
あれは自分のサイト運営の原点なので。
→当サイト内に残しているガンダムコンクエストページ(元ガンダムコンクエスト情報収集所)
■ガンコンの衰退とサービス終了について思うところ
楽しい思い出ばかり書いてきましたが、ここからはちょっと苦い話です。
正直に言います。
ガンコンは、ユーザー自身とゲームの設計の両方で、自らの寿命を縮めたゲームだったと思ってます。
まずは「格下狩り」。
ガンコンはプレイヤー同士が戦う戦争ゲームなので、勝つことが第一なのは当然です。
ゾンビ部隊(HP1の支援機を繰り返し使う運用)とか、空受けとか、足場崩しとか、グレーっぽい戦術もいろいろありました。
でも自分は、それらは戦域を勝利に導くための戦術の範囲内だと思ってたし、実際自分も使ってました。
ただ、明らかに実力差がある相手を一方的にボコり続ける「格下狩り」、これはマジでダメだったと思ってます。
相手の戦争レベルを見て、確実に勝てる相手だけを狙う。
育ちきってない初心者の基地を延々と叩き続ける。
戦果を稼ぐ上では効率的なのかもしれないけど、やられた側からすれば、毎日ログインするたびに蹂躙されてるだけ。
そんなの楽しいわけないじゃないですか。
当時、情報収集所でも格下狩りについてのモラルの記事を書いたことがあります。
趣旨としては、「ライトユーザーが楽しめないまま辞めていけば、ゲームは下火になって、最終的にサービスが終わる。格下狩りをする人は、自分が大金を突っ込んでいるゲームの寿命を自分の手で縮めてるんだよ」ということ。
今振り返っても、まさにその通りになってしまったなと思います。
いや、自分の予言が当たったとか言いたいわけじゃなくて、単純に悔しいんですよね。。。
そもそも格下狩りをしている人に問題があるというよりは、「格下狩りが効率の良いプレイ方法」という環境に問題があって。
こんなわかりやすい構図、何とかする方法があったんじゃないかとちょっと歯がゆい思いをしています。
そして、もうひとつの大きな原因が「課金圧」。
新しいSR機体が出るたびに旧SRが紙クズになっていくインフレ。
「新SR1機で旧SR3機分くらい強くねぇか?」なんて言われてて、しかもその新SRもすぐに型落ちになる。
機体もスキルも次から次へと完全上位互換が出てくるんですよね。
しかも昨今のソシャゲと違ってガチャも天井知らずで、沼にハマるとお金がいくらあっても足りない状況でした。

↑あれやこれや付与したり無効化したりするぶっ壊れスキルが当たり前になっていた
ゲーム実装1年目は、機体やスキルの相性を考えながら編成して、その上で敵部隊とのじゃんけん的な相性が勝ち負けを左右していたはずが、サービス終了間際は「とりあえずこの機体とこの機体組ませておけば負けねぇ」みたいな状況になっちゃってました。
開発側もインフレには気をつけてたらしくて、実際に「どの機体も1年以上使えるようにしてる」「新レアリティみたいな数値インフレは避ける」みたいな方針をインタビューで語ってた気がするんですよね。。。
だからこそ、3年目4年目の新機体と新スキルのインフレには「話が違うじゃんー!」って気持ちになったプレイヤーも多かったんじゃないでしょうか。
課金すれば強くなる。
強い人が弱い人を狩る。
弱い人は楽しくないから辞める。
狩る相手がいなくなって、強い人も飽きて辞める。
ガンコンの末期は、まさにこの悪循環だったと思います。
過疎った戦域で、見知った名前がどんどん消えていくのを見るのは本当に寂しかった。
同盟チャットも少しずつ静かになっていって、ある日「すみません、引退します」って挨拶が来て。
そういうのが何回も続きました。
自分も一時期、〇〇通信系の営業圧がゴリゴリに強い会社に関わっていたことがあるので何となく察しはつくんですけどね。
ゴリゴリパワハラ系の中間管理職がいて「当月目標△△万だ!売上出せないならお前ら存在価値ねぇぞカス共!」みたいな短期的でキツイ目標を押し付けてきて、仕方なく目先の売り上げのために人気機体や強い機体やキャラをどんどん出さざるを得ないみたいな。
そんな状況が目に浮かびます。
そしてバンナムが出す他ゲームの課金圧からも、他社と比べてより強いんだろうなという印象を受けます。
微課金者を細く長く生かしていくルートを捨てた結果、それをエサとしていた重課金者は重課金者同士の札束の殴り合いを強いられ、その結果誰も残らない滅亡にたどりついた、みたいな感じ。
■サービス終了のお知らせ
2018年8月末、サービス終了のお知らせが出ました。
5周年記念ガシャが来て、ガンコン王選手権もあって、「まだしばらく続くのかな」なんて思ってた矢先のことでした。
正直、ある程度覚悟はしてたんです。
戦域の過疎具合とか、周りの引退ラッシュとか見てたら、なんとなく察しはついてた。
でも、実際に告知を見た時はやっぱりショックでしたね。
最後の2か月は、もう勝ち負けとかどうでもよくて、ただ好きな機体を並べて、好きな編成で戦って遊んでました。
最終日の夜は、同盟チャットでお別れの挨拶が飛び交う。
サーバーが止まる瞬間までアプリを開いてた人も多かったんじゃないかな。自分もそのひとりです。
■それでも、ああいうゲームがまた遊びたい

いろいろ文句も書きましたが、結局のところ、ガンコンは自分にとって最高のゲームでした。
ガンダムの機体とパイロットで部隊を組めて、何百人規模で勢力戦ができて、仲間と作戦を立てて戦える。
ここまで壮大でガチなガンダムのストラテジーゲームって、なかなかないんですよ。
だからこそ、いつかまた同じようなゲームが出てほしいと本気で思ってます。
ただし、次はちゃんと失敗から学んでほしい。
格下狩りが起こりにくいマッチングや戦域の仕組み。
課金しなくても、戦術と協力次第でそれなりに戦えるバランス。
新しい機体が出ても、古い機体がゴミにならない設計。
ライトユーザーが楽しく続けられる環境。
たくさん存在するライトユーザーを餌にして重課金者もなお楽しめる構造。
バンナムさん、セガさん、もしくはどこかの会社さん。
もう一度、あの戦域を作ってください。お願いします。お金なら出します(適度に)。
■最後に
ガンコンがなかったら、ガンダムコンクエスト情報収集所は生まれなかったし、今の攻略ブログまとめマグナムもなかったと思います。
あのゲームで出会った同盟の仲間たち、情報収集所に登録してくれたブロガーの皆さん、記事を読んでくれた皆さん、本当にありがとうございました。
そして今も当サイトを見に来てくれている皆さん、ありがとうございます。
ガンコンで学んだ「個人の発信者さんを応援したい」という気持ちは、今も変わっていません。
あの頃の戦友に、どこかでまた会えたら嬉しいです。
あ、ちなみにガンコン内では「ねこぱんちMk-Ⅱ」という名前でやってまいた。
所属同盟は「LadyJoker」。
ガンコンについて何か思い入れがあればコメント欄にぜひ。
「お前に燃やされたことあるぞこの野郎!」でも構いません(笑)
それでは、また。
引き続き攻略ブログまとめマグナムを宜しくお願いいたします。



原神
ライフアフター
Maru-Jan
少女ウォーズ
プリケツにゃー!